ハリポタ映画ファンが原作をやっと読んで衝撃を受けたスネイプ先生特集

スネイプ先生表情豊かすぎないか?!

 初めに思ったのはスネイプ先生の表情が思った以上に豊かなとこ。映画版では終始ポーカーフェイスのイメージだったのでこんなに笑う人だったんだ(と言ってもハリーに嫌がらせをしてニヤニヤするとか人の失敗を冷笑する類のものだけれど・・・)と驚きました。

 映画では嫌がらせするシーンがほとんどないので聖人キャラとしてみられがちですが原作読むと、、

うーんなんというか結構大人気ないです笑

 魔法界もマグル界も学生時代のコンプレックをひきづった大人ほど面倒なものはありませんね。

 そういう人間らしさがわかるところが原作の醍醐味でもありますね。

スネイプファンお馴染みの憂いのふるしシーン

 不死鳥の騎士団でハリーがスネイプから閉心術を学ぶシーン。映画ではハリーがスネイプに開心の呪文を唱えてのぞいていましたが、原作ではあらかじめスネイプ先生は見られたくない記憶を憂のふるしにうつしていました。それをスネイプ先生がいない隙にハリーが覗き込んでしまい、悪ガキジェームズとシリウス、それに知らず顔のルーピン先生を見て失望します。

 記憶のない父親のことを神格化していましたが、嫌いだったスネイプ先生の言うとおり傲慢な父の姿を見て流石のハリーも動揺を隠しきれません。

 読んでいて思ったのはOWL試験が終わって開放感に溢れた中庭でシリウスの「退屈だ」の一言でジェームズが隅にいるスネイプをターゲットに宙吊りにするのは極悪非道であることはもちろん止めに入ったリリーも笑ってるじゃないか!!ともうスネイプがあんまりの扱いを受けます。

 止めに入る子が本音を隠しきれずくくくっと笑われるのが一番メンタルにきます。スネイプも汚れた血に庇ってもらう必要はないなどと言ってしまいますが、それにすかさずリリーがスニルベス!と罵りパンツを洗えと正論だがもっとも言ってはいけないことを言ってしまい、ここで関係は破綻してしまいます。

 それにしてもホグワーツにいい思い出がなさそうなのに、よく教師になったなと不思議に思います。20歳ちょっとで教師になっているので(そう考えるとめちゃくちゃエリート)普通に在籍期間被っている下級生もまだ残っているでしょうし、ホグワーツのある場所ある場所でジェームズたちにいじめられた記憶が蘇ってきそうで辛くないのですかね。

家庭環境の悪さでその後の人生に陰を落とすところがいたたまれない

 両親は貧困地域に住み、お世辞にも仲が良いとは言えない家庭で育ったスネイプ。ホグワーツに入学してからも影のオーラ満載で同じスリザリン生からも引かれるほど。

 しかも、リリーの気を引くために闇の魔術に傾倒するところがまさに本当にわかってない。側から見ればそんなことしたってなんにもならないしむしろ良くないということは明白なのに本人は至って真面目にリリーの気を引くためにはこれしかないと正当化していくところがなんというかもう本当に家庭環境が悪くて生育過程で身につけるはずのその辺りの匙加減が欠落してしまったことを表している。。読んでる側は非常に辛いものがありますね。

原作は読むべき!

映画の大ファンで、何回も見返していたのに、原作だけは読んできませんでした。分厚くて躊躇しまっていましたが、読み進めると映画がどれだけ端折られていたのかがよくわかります。ハリーたちの等身大の成長を感じられるので原作は読むべきです!

 そしてスネイプが映画以上に良くも悪くも人間らしさを出しているのでスネイプファンにとってもお勧めします。