皆さん、通勤にはどれくらい時間かけていますか?
なるべく短い方が良いですが、いろんな事情で遠方に通っている人もいるかと思います。私もSESという職種上、現場が度々変わるので引越しするわけにもいかず、片道2時間かけて通勤しています。
一方以前の職場では徒歩30秒の距離に住んでいました。家の窓を開けたら会社のロゴが目に入る距離です。どちらにも良い点悪い点ありましたが、今回は長距離通勤・超短距離通勤を経験して感じたことを述べていきます。
のんびり朝を過ごす徒歩30秒時代
歩いて道路を渡ったらすぐに到着です。8時半始業のところ、8時に起きても朝ごはん食べてお化粧して余裕で間に合う。今は無き朝の情報番組スッキリを見ながらのんびり準備していました。
通勤のストレスは皆無で田舎だったのもあり小鳥のさえずりを聴きながら歩いて出勤です。
近すぎて休みの日に洗濯するために窓を開けると会社のロゴが目に入るレベルです。下手したらWifi繋がるんじゃ・・・と思いましたが流石にそこまでではなかったです(^-^;
田舎ならではの息苦しさも・・・
いいことづくしのように聞こえますが、そうはいかないのが人生です。いいことがあると帳尻を合わせるかのように悪いことも必ずついてくるものです。
というのも、田舎ということもあり、会社の人間関係も濃密です。土日に集まることもあり、そこでプライベートに踏み込んだ会話がなされがちです。もちろん自分が会社近くに住んでいることは周りも知っているので、家から遠い(遠いと言っても20分)人たちからすると、私が遅刻していないとはいえ、5分前に来ると気に入らないらしく、「家近いのになんで遅いの」と嫌味を言われたり・・・。
遅刻していないから良い訳でもなく、田舎ならではの謎ルールが蔓延っているので、近いなら早くくるのが当然だという信じられない空気がさも当然かのように罷り通っていて息苦しいところではありました。。
片道2時間!1日の半分以上が仕事に費やされる
続いて片道2時間時代についてです。往復4時間プラス拘束時間9時間で定時に帰れたとしても13時間が消費されていきます。1日の半分以上・・・!そして定時で上がれる日は滅多にないので本当に一日中仕事をする日々。。
あゝこれが日本のサラリーマン。熾烈な椅子取りゲームを勝ち抜きうつらうつらするサラリーマンと椅子取りゲームの敗者となり苛立たしげにスマホをいじるサラリーマンが入り乱れる箱の中は今日も鬱々としています。
電車で勉強しようと意気込みアプリで英単語の学習をするものの、イマイチ身に入らず、くだらないネットニュースを読み漁ったり、ぼーっとして時間が過ぎていくのが常です。通勤時間を有効的に使うのは思っている以上に難易度が高いです。
Bluetoothのノイキャンイヤホンで自分の世界に入り込みたいが入り込めない
ノイズキャンセリングイヤホンは電車のガタンゴトンの音を抑えてくれます。イヤホンを外すとこんなにうるさかったのかととても驚くくらいです。ノイズキャンセリングイヤホンは長距離通勤民には必需品となっています!
しかし、線がないものを信用できないタイプの人間にとってはフラストレーションが溜まる場でもあります。「今聞こえているこの音はもしかしたら漏れているのではないか?」とすぐ心配になってノイキャン機能をOFFにして確かめたりします。
また、誰かがこちらをちらりと見たときには「音漏れしているに違いない・・・!」と焦って音量OFFにして無音のまますまし顔でやり過ごすということもあります。
両隣がイヤホンしているときは少し安心して一番小さい音量でハロプロの曲を聞くのが習慣になっています。ただし、誰でも知っている曲ではなくなるべくマイナーな曲を聴くようにしています。音漏れしていたら恥ずかしいので・・・
まとめ
どちらも良いところ悪いところがあります。仕事は断然今の方が難しく忙しいですが、人間関係は良いので精神衛生上は今の仕事のほうが良いです。
ただし、通勤時間という面で考えるとやはり30秒時代は偉大だったのだなとしみじみ感じます。通勤時間がないということはそれだけ色々なことができるということで仕事終わりにジムに行ったりちょっと凝った料理を作ったりとても有意義に過ごせていました。今では家に帰ったら最速の動線でお風呂に入って寝るだけなのでちょっと寂しいし人生最期の時にちょっぴり後悔しそうです。
今はSESという職種上遠距離通勤していますが、ゆくゆくはやはり近いところで働きたいですね。