自分だけ許されない、生きづらい・何もかもうまくいかないと感じている人の特徴と対処法~それは気のせいではありません~

人付き合いのあれこれ

 仕事でも学校でも生きていく中で理不尽な目に遭うことありますよね。そしてなぜか「他の人は許されるのに自分は許されない」なんて目に遭うってことありませんか?一度や二度ならまだしも、どのコミュニティに属しても、なぜか自分だけ許されない。。

これって相当メンタルにきますよね。今回はその原因と対処法について迫っていきたいと思います。

許される人許されない人

 まず初めに、許される人と許されない人の違いについてみていきましょう。もしかしたら心苦しくなったり、もしくはもっと過酷な経験をしたという人もいるかもしれませんが、参考としてみていただけたらと思います。

同じミスをして自分だけ怒られる

 飲食店でアルバイト中、まだ入ったばかりで食器の片付け方がわからず、違う容器に入れてしまいました。実は同期の女の子が先に同じミスをしていたのですが、そのときベテランおばさんは若干不機嫌であったものの怒らず。ところが私が同じことをした途端、「何やってんだよふざけんな!!」とガチギレ。同期の女の子も一緒に謝ってくれましたが、私だけ怒られました。

 初バイトだったこともあり、新人で同い年でどうしてこうも扱いが違うのだろうと考えて思いついたのはこんな感じです↓

・同期の子・・・茶髪でハキハキしている。
・私・・・黒髪で人見知り。

やはり見た目や態度で舐められる要素もあったと思います。

また、堂々としている人よりもオドオドしている人が攻撃されやすいというのはどこでも共通なのでしょう。人間不信になりそうですね。

コロナワクチン休暇で人格否定発言

 コロナワクチンを接種でお休みをいただく前日に休むのが気に入らない上司に次のように言われました。

 「ワクチン頑張ってね。友達も家族もなんもないんだもんね。やばいね。」

 他の女性は高熱で3日間休んでいましたが、「大丈夫?」と聞いていましたが私に対しては休む前からプライベートまで否定されました。しかも、「あいつ友達いない」「あいつは誰とも交際していない処女だ」と決めつけて(そもそもそんなこと話すわけないですが勝手に決めつけて)いろんな人にべらべら話されて、さすがに少し抵抗すると冗談が通じないやつとこちらが悪いかのように言われてもうなにも味方がいない状態でしたね。

 世間一般からしてずれていたとしてもその組織ではそれが正しく、私は異端児のような扱いでした。自分が攻撃したい相手には理不尽に責め続ける。それが社会人なのだと学びました。他の部署で働く同期は楽しそうにしていたのが辛かったですけどね。

 ちなみに攻撃された理由は、性格が合わなかったこと、派遣が多い中で正社員で新卒採用されて待遇が良く、氷河期世代の人からするとずるい!となっていたことが一因です。(個人を攻撃してもどうにもならないんですけどね)

私だけ先生に報告される

 少し時が遡りますが、幼稚園の年長の頃。その頃はそれなりに暮らしていたのですが、ある日事件が起こりました。その日はお遊戯会の練習で椅子を教室の隅に重ねて置いていました。「危ないから座っちゃダメだよ」と先生に言われていたのですが、友達4人と一緒に座って遊んでいました。要は悪いことをしていたわけですが・・・そこへリーダー格の子がやってきて、、、

椅子に座っちゃいけないんだよ。先生に言っちゃうよ〜〜

「しまった。。」と思っていると、、

あ、でもAちゃんとBちゃんは許す!!

と言われ、もちろん私は許されない側でしたので、先生に思いっきり怒られたという記憶があります。

 この場合は自分が悪いことをしていたので怒られたのは当然ですが、クラスメートに許す人許さない人と選別されたことが6歳なりに衝撃で、その頃から社会に対して斜に構えるようになったのかもしれません^^;

 長々と自分語りをしてしまいましたが、次の章から許される人との違いと対処法についてみていきます。

ターゲットになりやすい人

 こちらは、周りが敵に見えることについて語った記事でも紹介していますが、ターゲットにされやすい人の特徴に当てはまると生きづらさの原因が見えてくるかもしれません。

おどおどしていて自信なさげな人

 いつもキョロキョロしていたり自信なさげな態度をとっていると必ずと言って良いほど付け込まれます。下に見られて、「この人はぞんざいに扱って良いんだ。」と思われてしまうのです。悲しいですが、これは人間の動物としての本能からくるもので、猿がマウンティングして序列を持つことで秩序を保っているように、無意識に序列を決めてしまうのです。

 自分に自信がある人はそういないかもしれませんが、姿勢を良くする、ハキハキ喋る、できることできないことを意思表示する。これだけでも周りの態度は変わってきます。そして、体に良いものを食べたり、運動したり、自分を大切にすることを習慣づけていくことも大切にしてください。

人望がない・一緒にいてもつまらない人と思われる

 一緒にいてもあまり価値を感じない人と思われてしまうと雑な態度を取られがちです。ユーモアがないとか、会話がつまらないと思われると辛いですよね。流行に乗れないと話についていけないし、趣味という趣味がないとよくわからない人と思われたり。。

 なかなか仲良くなれる人がいないというのは難しい状況ですが、職場や学校の外にコミュニティを作り、自分の居場所を確保することで分散されます。一つでうまくいかなくても別のコミュニティに所属することで得られる安心感はとても大きいです。ボランティアに参加するのも一つの手です。社会に貢献するのは思っている以上に大切なことで、人間の本能に備わっている欲求を良い面で満たすことができます。

 「ボランティアは興味はあるけどちょっとハードルが高い。。」という方は、家で観葉植物を育ててみるのが良いかもしれません。家に緑があると心が安らぐし、植物をお世話するという行為自体がメンタルの安定につながります。

誰かを貶めて誰かをあげる風潮がある環境

 これは、AさんがBさんに対しては冷たく、Cさんに対しては甘いなんてことは往々にして起こりますが、これって解像度を上げるとなかなか複雑なんですよね。AさんにとってはBさんを攻撃するためにあえてCさんに優しくして何かと比較したりします。もちろん同じことをしてもBさんとCさんに対する態度は全く違います。Cさんのことがお気に入りなのかというとその場合もあれば、実はそうでもない場合もあり、とにかくAさんにとっても最重要事項はBさんを貶めて自分が気持ちよくなること!!なのです。CさんもCさんで自分が気に入られていて自分に有利な環境にいると、まんざらでもない態度でその人間関係が固定されてしまうのです。ほんとにドーパミンの威力がすごくて快感になってしまうんですよね。だから依存症になる人が出てきたり、人間関係のもつれはどこでもあると言われる所以なのでしょう。それよりも、動物と触れ合ったり子供とあそんだりして分泌されるオキシトシンで得られる幸せを大切にしていきたいですね。

 そもそも、こう言ったことが許される環境、というか上にいる人間がこういう性質を持っているとなかなか変えられないです。変えようとしても組織で生きる以上力関係が明白ですので間違いなく不利な境遇に追い込まれてさらに悪い方へ進んでしまいます。

 こうなったらなるべく早く逃げるのが得策です。どんなに嫌な思いをしても全てを断ち切ると記憶は薄れていきます。新しい環境で忙しく過ごすのが一番ですが、なかなか難しい場合もあると思います。その場合は客観的に考える癖をつけると良いでしょう。自分が天井になった気分で見下ろして人間関係の模様を見つめるのです。そうすることで冷静に状況を整理することができるようになります。

記憶力が良くてより一層嫌な記憶が鮮明に

 ここからは少し別の角度からみていきます。嫌な過去、隠したい過去どれくらい持っているでしょうか?人によってさまざまですが、自分が許されない側だと思っている人はもしかしたら他の人より昔の出来事を多く覚えている可能性もあります。ただでさえ、嫌な記憶は鮮明に残りやすいです。

 テレビ番組の調査で良かった出来事を話してくださいと言われると、「お小遣いもらえた」とか「テストで〜点取れた」とか出来事ベースで話す人がほとんどでした。一方で嫌な出来事を聞かれると「朝起きたら外が明るくて時計を見たら10時過ぎで心臓が止まりそうになった」などと、その時の情景や心情を鮮明に話し始めたという興味深い結果がありました

 人の習性として「嫌な記憶は残りやすい」のは共通していますが、溜め込みやすい人はもしかしたら他の人以上に「過去の出来事をよく覚えている。記憶力が良い傾向がある」ということも考えられます。画像や映像で記憶している人ももしかしたら嫌な記憶が映画のように再生されることもあるかと思います。

 一見テストで有利そうに見えますが、勉強の暗記とは使う脳の部位が違うんですよね笑。残念ながら記憶力がよくても勉強が得意とは限らないところが悲しいところです。。

自分を知り自分らしく生きる

 うまくやっていける人を見ると自信をなくすこともあるかもしれませんが、まずは自分のことを理解する。そして自分にとって向いていること向いていないことを知り、自分にとってストレスのない状況とはどのような状況なのかを考えていきます。

 そもそも「生きづらい」というのは、現代の日本社会に適応するのが難しいというわけであって、縄文時代の価値観とは違いますし、生きづらいから失格なんてことは決してないと思います。SNSの普及で人と比べる環境に置かれて辛くなることもありますが、外に出なくても仕事ができる時代にもなりました。もちろん、食べていけるだけ稼ぐのは本当に大変なことですが、昔と違って選択肢がうんと広がっています。周りの価値観に左右されずに自分の心を大事にする選択が幸せの第一歩になると思います。

 生きづらさを抱えている人は、極端な話、良い出来事がなくても、悪い出来事がなくなってしまえば、びっくりするくらいストレスフリーになります。ストレスフリーになると活力が湧き、何かに挑戦する意欲が生まれます。意欲が生まれると想いもよらない出会いや発見があり、人生が好転していくという良い循環が生まれます。

 完全なストレスフリーが難しくても、避ける、難しい場合は同じ土俵で相手しない。線引きを明確にして自分だけの心を大切にして、あとは美味しいものを食べて睡眠をたっぷり取ること!毎日の小さな幸せに目を向けるようにして、自分らしく生きていきましょう。

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