【体験談】コミュ障理系学部生が研究室選びを失敗し小学生レベルの観察日記を提出して卒業した話~放置系研究室は危険!慎重に選ぶために~

人付き合いのあれこれ

そろそろ研究室選びが始まるよ〜〜どうやって決めればいいのかな?

研究室選びはとにかく自分の興味関心と方針の両方が合っているかが大事!そこが食い違うと大変なことになるよ・・・!

序章 : 路頭に迷った研究室選び

 大学3年生の夏頃から研究室訪問が始まりました。理学部に所属していて、漠然と有機化学系に興味があったが、その研究室は先生が女子学生に厳しいという噂を聞き、(授業前の雑談の盗み聞きき)、急遽興味がないけど人の少なそうな研究室を視野に入れたことが始まり。

消去法

 結局、友人がおらず、中途半端な顔見知りの人と同じ研究室になるのが気まずいという理由で、同じ学年の人がいない研究室を消去法で選択。完全放任で退官近い教授の研究室で何をすれば良いか見当もつかない状態。

望んでないけど意識低い系だった

 もちろん、ちゃんと研究したいという気持ちも初めはあったが、過去の人間関係のトラウマや、アルバイトで首になったことが重なり、嫌なことから逃げる方向へシフト。

結末:論文書かずに卒業

 結論:論文書かずに卒業

なぜこうなったかというと、卒業要件が研究発表会に出席することだったので、論文書かずとも抜け道のようにして卒業できてしまった。普通ありえないことで、せっかく影を薄くするために選んで研究室なので悪目立ちする末路。

どうしてこうなったか〜1日ルーティン〜

 では、1年間の研究生活で一体何をしていたの?1日ルーティーンをご紹介。

 一言でまとめるとマウスが「どれくらいご飯を食べるのか?」「オスとメスの割合はどれくらいか?」をまとめてそのデータをExelでそれっぽく統計解析っぽいことをして資料にまとめてなんとかそれっぽく見せることが目的。

お昼前に登校

 アルバイト終了後、11時頃研究室到着。そこから何をするのかというと、飼育しているケースを洗ったり餌を取り替えたり、ケージを洗ったり、とにかくひたすらスポンジでゴシゴシお掃除。

 そして、餌をあげたありしますが、環境によって雄雌の割合が変わるのかなんてことをも手書きでデータにとってそれをもとにExelでグラフを作っていましたが、全て有意差なしという結論で締めくくられています。勝手に実験やっておいて結果何も出ませんでした〜と堂々と宣言しているようなもので非常にレベルが低い。。

ゼミの発表準備

 2週間に1度あるゼミでローテーションで読んだ論文を発表する。英語の論文を、パワーポイントでまとめて資料を作成する作業。黙々作業は割と好きなのもあり、これが意外にも楽しくて、唯一研究室らしいことができた瞬間だった。

どうしてこうなったか〜放任研究室に向いていなかった〜

 先生は特に研究計画に口を出すことはなく、具体的な提示もされず、いわゆる放任主義の研究室でした。設備が揃っているわけでもなく、よくある学校の理科室という感じです。なにをすればよいのかわからず見よう見まねで飼育を始めます。

 それで伸びる学生ももちろんいましたが、私のような志能力ともに低い人間にとってはスタートにすら立てないので、放任研究室を選択するのは慎重に。

 また、研究室には留学生もいたのですが、正直、自分にとっては「なにをすればいいんだ。。」という状況でも、留学生は異国の研究室にもかかわらず、すぐに打ち解けて研究内容を考え、実行に移していました。留学生の比率も多かったのでむしろ自分がマイノリティに感じられ、疎外感を感じておりました。そして外国人らしからぬ異常に気を遣った態度で話しかけられた時はとても申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。いない方がいいのではないかとネガティブな思考で埋め尽くされる。

 居場所がないって本当に辛いんですよね。。クラスで自分がある日突然いなくなっても誰も困らないという状況。大学で多少緩和されましたがそれでも常に緊張していて家に帰ると疲弊する毎日。研究室選びでは失敗しないようにと聞き耳立てたり研究室訪問するが結局自分にとって良くない選択をしてドツボにハマる。なんとも後味の悪い学生時代を過ごしました。

さいごに

 すごく意識が低い系の文章になってしまいましたが、研究室選びを間違えると本当に居心地が悪く自己肯定感がダダ下がりします。1年間を棒に振ってしまったことは今でも後悔しています。自分の興味がある分野であること、研究室の方針が自分にマッチしているかを事前の研究室訪問でよく確かめてから決めることをお勧めいたします。同じ過ちはしてほしくないという思いで恥を忍んで書きました。

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